アセマネ業界研究📊

アセットマネジメント業界についての情報を発信します。

外資系運用会社への転職成功のポイント

この章では、外資系運用会社への転職を成功させるポイントを紹介します。外資系運用会社への転職は、日系への転職とは異なる点が多いため、ポイントを押さえた対策が必要です。f:id:tenshoku66:20230505163713j:image

 

応募先の外資系企業を選んだ理由を明確化する

まず、「応募先の外資系企業を選んだ理由」の明確化が重要です。その理由は志望動機につながり、採用の合否に大きく影響するからです。

面接官は「なぜこの業界で、なぜうちの会社を選んだのか」を知りたいと考えています。事前に企業研究をしっかり行い、自分の言葉で伝えましょう。

ただ、ホームページを見ればわかるような「グローバル企業だから」「かっこいい仕事だから」「チャレンジできる社風を感じたから」などの理由では面接者を納得させることは難しいです。そこで、以下の3点を押さえると良いでしょう。

面接官に響く、応募先企業を選んだ理由の考え方

応募先の外資系企業を選んだ理由を明確に伝えるには、以下の順で考えることがおすすめです。

・なぜ応募先企業に惹かれたのか
・その事業・ポジションに惹かれた理由はなぜなのか
・自身が応募先企業・事業・ポジションに貢献できる根拠は何か

応募先企業を選んだ理由を伝えながら、自分を採用するメリットをしっかりとアピールすることが大切です。志望動機の伝え方・書き方をもっと詳しく知りたい人は、「職務経歴書で完璧な転職の志望動機を考える3ステップ」を参考にしてください。

企業が求めるスキル・専門性に応じた自分の強みを伝える

企業が求めるスキル・専門性に応じた自分の強みを伝えることも重要です。外資系転職では「ジョブ型雇用」と呼ばれる職務に応じた採用方法がほとんどだからです。

面接などでアピールする際は、自身の職務経歴と合わせて伝えることで、より説得力があるプレゼンになるでしょう。

情報分析力を強みとして伝える例

「現職の日系運用会社では、新卒入社から4年間アナリストのアシスタントとして、次の5年間はアナリストとして株式に関する調査業務に携わってきました。投資チャンスにつながる僅かな変化を掴むべく、特に企業取材に重きを置いています。訪問時の従業員の雰囲気や会話、経営者の考えの浸透度合い、社内の清掃状況など、細部まで冷静に見極め、あらゆる情報・角度で分析し、業績成長の可能性を見極めてきました。ファンドマネージャーに結果を共有し、議論を経て成果となった時の喜びは、他の仕事では味わえないものだと感じています。」

このように、具体的な経験と成果を合わせてアピールすることで、入社後の活躍がイメージしやすくなります。他の候補者との差別化にもなり、面接突破に近づくでしょう。

英語面接など外資特有の選考対策を行う

外資系転職では、英語面接など外資特有の選考対策が必要です。日常的に英語を使う企業や部署に応募すると、企業によって異なりますが、1回〜4回の面接が行われています。

外資系の英語面接では、グループディスカッションや雑談形式など、様々な形で主に以下の内容を確認されます。

自分の言葉で自己紹介や経歴を話せるか
英語でコミュニケーションがしっかり取れるか
仕事内容を英語で理解できており、かつ知識があるのか

ビジネスマナーがあるか
一概に英語面接と言っても、求められる英語レベルは企業や応募ポジションによって異なります。全ての面接で流暢さを求められる訳ではありませんし、質問がわからければ、聞き直しても構いません。ただ、運用会社は高い英語力を求められるため、事前の面接練習は必須です。

そこで、企業ごとに効果的な対策をするためにも、外資系転職に強い転職エージェントの活用がおすすめです。

外資系転職に強い転職エージェントを活用する

外資系運用会社へ転職する際は、外資系に強い転職エージェントの活用をおすすめします。

外資系企業への転職は高いスキルや専門性が求められるため、自分の職歴や強みをもとに、いかに会社に貢献できるかのアピールが重要です。

また、英語面接などの選考対策を自力で進めるには限界があります。このため、1章でご紹介した転職のプロに相談し、サポートを受けることがおすすめです。

各業界の専門知識や企業情報を持ったエージェントから的確なアドバイスを受けられるため、外資系転職が初めての方でもスムーズに転職活動を進められます。独占案件や非公開求人も紹介してもらえるため、最適な職場が見つかりやすいでしょう。